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執筆者の写真ひろみ エトランジュ

日本がオワコンなのは過去のシステムにおいて。これからの未来は日本がスタンダードな理由。

更新日:2022年8月15日



日本人は元々自然と自分(個人)を対峙させず生きてきた歴史の方が長いのです。その視点を生得的に持っている。民族の遺伝子に持っている。だから「個人」を生きるのが下手なんです、苦手なんです。「私が、私が」と前に出ていくのが苦手。いちいち自己主張しなくても、そこに疑問を持たず、苦しまずに生きていられるのであれば、生態系の流れの中で暮らせるのであれば、それはそれで何も問題はなかったのですが、そこですんなり終わるわけではありません。


問題は「生きることにおいて」自我が発達し、日々過ごすことに「苦しみ」や「不具合」が生じていること。社会生活で、豊かに不自由なく暮らせる人とそうでない人との格差が激しいことにあるわけです。


日本が欧米化において最も遅れを取っているのはこの「個人」を生きる、ということ。日本人が首根っこを思い切り掴まれてしまったのが、陰謀論とも囁かれる国際金融資本家たちとの関り(明治維新の頃)だということは、疑えない部分が大きい。けれど、ここで重要なのは過ぎたことを悔み、欧米のせいだ、陰謀のせいにすることではありません。


宇宙の意識進化において、これは必要なプロセスだったということ。欧米主体の科学の進化の限界を突破するのは、1人の神が作ったという世界観を超える視座、システムを人間が獲得する必要があるということ。欧米主体から、アジア主体になるわけでも、中国主体になるわけでも、ましてや「日本」が主体になるわけでもありません。国同士の覇権争いで勝った負けた、とやっている世界が終わりを告げている、ということ。これは個人の生き方においても同様です。


だからと言ってここで勘違いしないでほしいのは。「みんな同じ人間なんだから」仲良くしましょう。人のことを思いやりましょう。人の気持ちを考えましょう。戦争は2度と起こしてはなりません。愛なんです。と平和を訴えることでも、みんなで穏やかないい人になろう、善人になろう、とすることではないってことなんです。


戦後日本人が施されたというウォーギルトインフォメーションプログラム。アメリカは日本の神風を怖れた、という説があります。彼らにはそれが理解出来ないのです。だから怖ろしい。「個人1人」で生きているわけではない、ということを誰に教わらずとも、命令されずとも、生得している日本人の潜在能力を封じ込め、自分たちに都合がいいように利用するための洗脳を施したとしても何ら不思議ではありません。彼らには彼らの理屈があるわけです。


理想を叫ぶだけでは、意見が異なる、文化が違う人間同士が仲良くできるわけがありません。遺伝子に根付いているもの、立場の違い、で「やりたくもないこと」をやってしまう、自分の望みに反して不本意な行動をしてしまう、言ってしまう。経験ありませんか。心がけているだけ、知識があるだけでは、人間は変わりません。


殺戮が大好きな人なんてほとんどいません。お金の為に戦争を仕掛ける一方で、慈善活動もする。個人を見ても、そんな一面あるでしょう。世界中の人間を根絶やしになんて思ってる人はいませんよ。遊ぶ相手がいなくなったら、たった一人になってしまったら、自分が滅びるしかないのです。悪、は遊んでくれる、相手にしてくれる、慕ってくれる、嫌ってくれる人がいるから、存在出来るんです。


真の平和、共存共栄を望むのであれば、悪など相手にしている場合ではありません。関わる相手を選ぶのです。圧倒的な強さを見せつけることだって、時と場合によっては必要だということ。私たちの真の力、精神力が生かされるのはまさにこれから。




自分という「個人」を生かす、磨く、幸せにする。他人を幸せにするのではなく、自分が自分を幸せにする。決して諦めない事。そして、難しく考えないこと。スピリチュアルの真髄は、ふわふわキラキラすることでもないし、いい人、聖人君子になることでもありません。


人間社会と精神世界の間(はざま)それが中庸。ミクロとマクロ、古典力学と量子力学。それを結ぶのが私たちの魂であり、精神力なのです。西欧主体だった地球の流れが終わるのは、誰のせいでもありません。資本家が未来永劫これを拡大し守るためのシステムなど、電気のシステム自体が変わってしまったら、反転してしまったら一環の終わり。だからと言って。今すぐ世界が終わるわけでも、反転するわけでもありません。


個人の努力でどうにもならないこと、自分次第でどうにでもなること。その両方を同時進行で生きているのが人生です。自分以外の他人に、社会に翻弄される、大きな力には敵わない。そう思い込んでしまった人たちが作った社会を引き継ぐ必要はありません。


社会を自分の思うままに動かそうとするのではなく、自分が思うままに生きる。思うがままに生きるために試行錯誤すること自体が、自体が宇宙の進化そのものなんですね。












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