「何としてでも、絶対にやります、欲しいです、本気です。」
他人に分ってもらいたいだけの人がいます。分かってもらえれば、願いが叶う、出来るとでも思っているのでしょうか。本気だと分れば、特別扱いしてもらえる、可愛がってもらえる、褒められる、合格点をもらえる…
セミナーや、講座に行くと、「いいですね!一緒に頑張りましょう!その調子ですよ!いいところに気づきましたね!」なんて優しく導いていくれる人もいるでしょう。
けれど、やる気や気づき、意気込み、目標、ゴール、夢などを語って、共感、同感、同調してもらえるだけでは、葉っぱかけてもらえるだけで願いが叶うわけではないのです。
会社の面接に合格して、やったー!願いが叶った。めでたし、めでたし。人生これで安泰。終了。なんて話はありませんよね。その後何をするか、が重要です。
自分がどれだけ、熱い想いを持っているのか、人のことを思いやっているのか、ダメな自分を変えようと思っているのか、人々の幸せを願っているのか。これが伝われば、分かってもらえれば、良い事がある、願いが叶う。いいポジションにつける。スピリチュアルテスト(人生のテスト?)に合格する。褒められる。というわけではないんです。そんな気がしているとしたら(していなくても)ちょっと考えてみてください。
願いを叶える講座とか、セッション。
「気持ち分かるよ、分かりますよ、大変でしたね、すごいですね、さすがですね。素晴らしいですね。」と慕っている人に優しく言われたら嬉しいでしょう。でもそれでほっとしているだけではありませんか。どんなに辛いか、どんなにやる気があるか、伝えて、報告して、OK貰えば、合格点貰えば、自然と夢は叶っていくなんて思っていませんか。
思いが現実を作る、引き寄せる。スピリチュアル業界でもおなじみのその定説が、大きな誤解、ズレを生んでいます。思ってること、潜在意識の本質は「経験と記憶」。自分や他人の経験したことが自分の思いを作っているってこと。
言葉の意味を知って、頭の中でその言葉を反芻していることが「思っている」ことだとすれば、それは表面的なこと。本当に思っている(本心、本気)の周波数にはなっていないのです。心や頭に浮かんだことを行動に移す。行動することで、思いが自分のもの(経験)になり、やがて一生懸命意識せずとも、当たり前に出来るようになっていくわけです。このプロセスに終わりはありません。
あなたの目の前にある現実は、あなたがこうだと思って行動に移したことの結果のはず。もし何かを信じて、思うような結果が出ないのであれば、自分のやり方、取り組み方が違っただけかもしれません。人の言葉を信じようとしたけれど、心のどこかではウソを感じ取っていたかもしれません。なんにせよ、それで諦めるようなことなら、それまでのこと。やり方や、相手は変えても、本当にやりたいことであれば、諦めずにさらに追及を続ければいい。
人生を変えたいなら、気持ちより、行動。動けないから、やれないから、変わらないから、いつまでも気持ちが変わらない、気持ち良くならないのです。例えば、私が書いたことに、お返事いただくことがあります。でも、私が言ってることとは違うんで、こうだよ、と返事すると、それに対して自分の意見を言ってくる人がいます。以前は、伝わるように丁寧に返事してたのですが、それはNGだ、と分かりました。
頼まれてもいないのにその人のエネルギ―や周波数を読んでアドバイスなんてしたらいけないのです。分からない人は、分らなくていい。アドバイスして欲しいんだな、と感じても、ですね。有料で承ってこそ、その人が自分で結果を出す、と決めてやるからこそ、のセッション、共振共鳴です。
分かります、同じです、似てますね、共感します、と言われたからといって、そうとは限りません。気持ちはわかるけど、違うものは、違うのです。そして、人は皆違うのです。相手と自分が違うからって、相手が間違っているとは限りません。自分が間違っているとも限りりません。
本当に知りたいなら、変わりたいなら、自分一人で悶々とするより、人の力を使った方が、ずっと早くすっきりすることは、確実です。どうすればいいのか、自分でわかっているのであれば、ウダウダしている自分に負けずに、もう一押しも二押しも行動致しましょう。
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